2022年4月20日水曜日

アウトプット学習

多くの書籍やメディアで言われていることですが、記憶を定着させるのに最も効率の良い方法はアウトプット学習です。学校の小テストが良い例です。


問題を見て、回答する。間違えた箇所の答えを暗記して、再度、同じ問題を解く。「回答する」過程が、記憶の定着を起こしやすいと言われています。自分の経験からも、賛同します。


ですので、教科書や参考書の読み込みは、最初の理解学習(もしくは初期学習)時に行い、その後は、書かれている内容の小テストを自分で作り(緑マーカーでなぞり、赤シートで隠す方法など)、ひたすらアウトプットを繰り返しましょう。この際、選択問題がメインの受験(共通テストなど)対策では、筆記をせずに、口に出して回答するなどの効率的な学習も有効です。口で発声する事は良いアウトプットになります。


記述試験対策で、書き取り学習をする場合にも、ただひたすら写経するのでは効率が悪いです。問題形式での書き取り学習を行い、間違えた問題を繰り返しテストする方法が効果的です。


動画視聴や授業を聴いていると、理解した気分や分かったつもりになってしまいます。これらのツールは、初期理解や難しい箇所の理解促進に利用しましょう。アウトプットを伴わない一方的なインプットは、あまり効率が良くありません。


上記の様に、アウトプット中心の学習へのシフトが効率的な記憶定着につながります。同時に重要なことは「繰り返し学習」です。同じ問題集や暗記項目を何度も何度も繰り返しましょう。完全に覚えた内容は飛ばして下さい。繰り返し学習を続ける事で、1冊の問題集の習熟度が格段に上昇します。