勉強や進路、キャリアに関する雑記
目次
何か重要な用事、体調不良、人付き合いなど、どうしても勉強に使う時間が確保できない日もあると思います。もちろん、毎日がそんな日では、低コスト & 最短距離で次のステップに進むのは難しくなってしまいます。でも、時にはそんな日があっても仕方ないと思います。
受験勉強にしても、社会人になってからの仕事でも同じですが、気力で勉強や仕事を続けるのは至難の業です。お勧めは、少しでも良いから、毎日実施することによって、勉強や仕事を習慣化することです。朝の歯磨きや洗顔と同じで、やらないと気持ちが良くないレベルまで習慣化できるのが望ましいです。
どうしても忙しい日は、英単語を3、4ページだけでも音読する、数学の問題を1、2問だけでも解いておくなどを目指しましょう。普段よりは量を減らしつつ、少しでも勉強をする事が重要です。もちろん、高熱でうなされるほどの体調不良などは例外ですので、そのような時はしっかり休み、体調を整える事を優先しましょう。
「中高一貫進学校中退からの戦略」の基本戦略は「受験戦略目次」を参考に進める事をお勧めします。しかしながら、残り時間が少なく、かつ、大学入試の難易度は問わない場合、どこまで勉強内容を最小限化できるのか?という視点で以下のリストをまとめてみました。国公立理系を受験する事を基本方針としておりますが、成績が伸び悩む場合、私立理系への転換がしやすい勉強内容となっております。最低限の学習内容なので、共通テストの結果次第で、その後の出願を検討する必要があります。
以下の参考書をお勧めします。シンプルかつ基礎に重点を置いた選択になっています。記載の参考書は何度も繰り返し、隅々まで完璧にしておく事が重要です。
英語 (優先勉強)
a) 英単語, 基本的な単語帳を1冊、完璧にしましょう。お勧めは、「システム英単語Basic」です。
b) 英文法, 英文法レベル別問題集 1、2、3 を確実に終わらせ、できれば 4 まで完成させましょう。進捗よりも完成度優先です。確実に1冊ずつこなしましょう。
c) 英語長文, 英文法と同様に、英語長文レベル別問題集 1、2、3 を確実に。できれば 4 も。
d) 共通テスト過去問 (直前に一通り)
数学 (優先勉強)
a) 数学 IA・IIB は、白チャートの IA と IIB をお勧めします。白チャートで、数学基礎を完璧にしましょう。記載されている内容は全て分かるレベルを目指しましょう。
b) 共通テスト過去問 (直前に一通り)
化学 (優先勉強)
a) 「セミナー化学基礎+化学」をお勧めします。基礎中心です。わからない箇所はネットも活用して理解しましょう。
b) 共通テスト過去問 (直前に一通り)
生物 (出来たら)
a) 「セミナー生物基礎+生物」をお勧めします。理科2科目受験が不要の場合には省略可能です。
b) 共通テスト過去問 (直前に一通り)
古文 (出来たら)
a) 割り切って、単語だけやりましょう。お勧めは「新・ゴロゴ古文単語」です。単語がわかれば、古文と言っても日本語です。読めます。
漢文 (出来たら)
a) こちらも割り切って、この1冊だけ。「漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版」。前半だけでも良いです。国語は、過去問なしで、ぶっつけ本番で。
日本史 (出来たら)
a) 日本史は、流れだけ把握しましょう。文化史は捨てて、政治史だけ。お勧め教材は、この2冊。国語同様に、過去問なしで。
計画的、そして、やる気を維持しながら中長期にわたり勉強することは、受験勉強において必須事項です。詳細な勉強の計画を立てても、そこへ到達できないと、だんだん自信がなくなったり、ついにはやる気がなくなったりしてしまいます。そんな事態を避けるためのコツをまとめてみます。
まずは、大まかな受験までのスケジュールを立てましょう。残りの期間を踏まえて、やらなければいけない事をリストアップしましょう。
1. 高校卒業認定試験合格
2. 受験科目(基礎)→ 試験に必要な科目だけ
3. 受験科目(標準)→ 同上
4. 受験科目(発展)→ 同上
これくらいに粗い分類で大丈夫です。まずは、"2. 受験科目 (基礎)" が一通り終わっていれば受験はできます。"3. 受験科目(標準)" や "4. 受験科目(発展)" まで進んでいれば受験できる(合格可能性の高い)大学が増えます。模試の成績などを同時に検討しながら、受験当日の自分の実力に合った大学を受験する事で先に進めます。もちろん、もう一年頑張ることも選択できますが、最初の受験期間にどれだけ頑張れたか?もう一年同じ様に頑張れるか?その場合、目標に到達できる目算はあるのか?などを慎重に検討する事をお勧めします。
上記の粗い分類に基づいて、月単位で終わらせるべき内容をスケジュールに落とし込んでいきましょう。例えば、"数学 I・A の基礎を 6-7 月に終了させる (3 回繰り返す)" などです。受験に必要な科目を全て網羅するように、受験当日までの大まかな予定を立てましょう。この際、英語と数学(理系の場合)の勉強は比重を高くしておきましょう。理科や社会、国語は後からでも挽回できます。もちろん、残りの勉強期間にもよりますが。
月単位のスケジュールが決まったら、それを実現するために、週単位へ落とし込みます。日単位まで落とし込んでも良いですが、週単位でやるべき事をリストアップできていれば十分だと思います。ポイントは、できそうな分量で一週間をスケジュールする事です。そして、余裕の時間ができれば、来週の予定分を先取りしながら進めましょう。そうやって、先にやる予定の勉強の前倒しができれば、受験までに勉強できる範囲も徐々に広がります。これは、受験できる大学の幅が広がる事に繋がります。
さて、学習計画は週単位でも構いませんが、学習記録は毎日つけることをお勧めします。その場合、"何時間勉強した" よりも "何ページ勉強した" や "参考書の 5% を勉強した" などの分量で記録することがポイントです。ダラダラと何時間も勉強するよりも、集中して目標分量を短期間でこなす事がより大切です。
学習記録はノートなどを使っても良いですし、パソコンで Excel などの表計算ソフトに記入しても構いません。スマホ用のアプリなども便利です。Studyplus などは、無料使用の範囲でも十分な機能を提供してくれます。
"学習計画を達成する"、"学習計画を前倒しにする"、"日々の勉強量を可視化する" ということは、受験勉強への意欲を上げてくれます。
多くの書籍やメディアで言われていることですが、記憶を定着させるのに最も効率の良い方法はアウトプット学習です。学校の小テストが良い例です。
問題を見て、回答する。間違えた箇所の答えを暗記して、再度、同じ問題を解く。「回答する」過程が、記憶の定着を起こしやすいと言われています。自分の経験からも、賛同します。
ですので、教科書や参考書の読み込みは、最初の理解学習(もしくは初期学習)時に行い、その後は、書かれている内容の小テストを自分で作り(緑マーカーでなぞり、赤シートで隠す方法など)、ひたすらアウトプットを繰り返しましょう。この際、選択問題がメインの受験(共通テストなど)対策では、筆記をせずに、口に出して回答するなどの効率的な学習も有効です。口で発声する事は良いアウトプットになります。
記述試験対策で、書き取り学習をする場合にも、ただひたすら写経するのでは効率が悪いです。問題形式での書き取り学習を行い、間違えた問題を繰り返しテストする方法が効果的です。
動画視聴や授業を聴いていると、理解した気分や分かったつもりになってしまいます。これらのツールは、初期理解や難しい箇所の理解促進に利用しましょう。アウトプットを伴わない一方的なインプットは、あまり効率が良くありません。
上記の様に、アウトプット中心の学習へのシフトが効率的な記憶定着につながります。同時に重要なことは「繰り返し学習」です。同じ問題集や暗記項目を何度も何度も繰り返しましょう。完全に覚えた内容は飛ばして下さい。繰り返し学習を続ける事で、1冊の問題集の習熟度が格段に上昇します。
受験戦略のパートでオススメの参考書と勉強法をまとめましたが、各人毎にカスタマイズして、目的に応じた参考書選びが必要になるかも知れません。以下、参考書を選ぶ場合の重要項目をまとめました。
基礎固め
学校に行かずに独学で勉強する際、まず大切になるのが授業レベルの学習です。難しい参考書である必要はありませんが、実際に授業に参加した時に学ぶ内容や範囲を確実に学べる必要があります。講義形式や要点まとめ型など、色々とありますが、「すべての項目を網羅していること」と「難しくなく、短期間で1冊を終えることが出来ること」が重要です。なるべく短期間で科目の全体像を理解して、確実に理解できるまで繰り返し学習をしましょう。
標準レベルの演習
基礎固めが完了したら(もしくは同時進行で)、標準レベルの問題集を繰り返し演習します。問題集を選ぶ場合、2つの方法があります。一つ目は自分のレベルに合わせて選ぶ方法です。この場合、問題集の最も難しいレベルの問題と解答を見て、概ね書いてあることが理解できそうか(感覚で OK)どうかで判断します。二つ目は目標としている大学のレベルに合わせて選びます。ただ、この場合、難しい問題の勉強は後回しにすることをお勧めします。1 周目、2 周目で基礎固めが終わった後に、難しい問題へ取り組みましょう。
応用演習
標準レベルの問題集で、自分のレベルに合わせて問題集を選んだ場合、目標とする大学のレベルとギャップがあるかも知れません。その場合、必要なレベルの応用問題集を追加しましょう。ただし、標準レベルの演習が確実になった後に始めます。
繰り返し学習のコツ
上記の流れは、原則すべての科目に当てはまります。1冊の参考書を確実になるまで繰り返します。その場合、前から順番に確実にするのではなく、1周目は 50% 理解、2 週目は 70% 理解と、繰り返すことによって理解度を上げていくことが大切です。前から順番に勉強をすると、受験当日になって、全く勉強していない分野が残ってしまいます。ただし、愚直に何周も同じ参考書を勉強するのも効率が悪くなります。1 周目で確実に理解できている問題には印をつけて、 2 周目からは飛ばして勉強しましょう。また、何度も間違えてしまう問題や苦手な問題にも印をつけておくと、試験や模試の前日の見直しに有効です。大切な事は、迅速に1 周、2 周、参考書を終わらせることです。
暗記学習
英単語や古文単語、歴史、生物など暗記が重要な科目の場合、繰り返し学習の効果は非常に高いです。基本的な勉強法は同じく繰り返しですが、暗記事項の場合、1 周終わってから最初に戻るのではなく、毎日、前日までの学習内容を復習しながら 1 週目を終わらせることが重要です。具体的には、初日に 1-5 ページの暗記を行ったら、翌日は 1-5 ページの復習をしてから、6-10 ページの暗記をする。翌々日は 1-10 ページの復習を行なってから、11-15 ページの暗記をするという具合です。この場合にも、印をつけながら学習して時間効率を上げましょう。
書き取り学習
闇雲な書き取り学習は非効率的ですし、疲れて勉強のモチベーションを下げてしまいます。多くの入試において、マーク方式が主流ですので、自分で書く必要があるのか、それとも選べば良いのかは認識して学習しましょう。ただし、最低限の漢字や英単語などは書けないとその後の人生で困ることも予想されますので、最重要な部分にのみ書き取りを加えましょう。この場合も、闇雲に書き取りをするのではなく、問題演習と合わせて書き取りしましょう。問題演習のアウトプットによる書き取りは大切ですが、意味もなくお経を写すような書き取りは無意味です。
発音と音読
何かを覚える場合、発音と音読は重要です。例えば、正しい発音がわからずに暗記しても、リスニングでは意味をなさなくなってしまいます。英単語帳を選ぶ場合には、音声教材がついている本をお勧めします。
目移りしない
よく言われることですが、一度、参考書を選んだら、浮気せず、目移りせず、その本がボロボロになるまで使い込みましょう。1 冊を完璧に仕上げてから、次に移ることが重要です。例外として、自分のレベルにあまりにも合っていない参考書の場合、再度、参考書選定のやり直しが必要です。ですので、最初の参考書選びは慎重に、戦略に基づいて行いましょう。
受験当日、ボロボロになった参考書が、皆さんの良いパートナーとなっていると思います。
勉強場所を変える
学校に所属せず、自宅でコツコツと勉強するのは、なかなか気持ちの切り替えや集中が難しいです。ゲームや漫画、スマホの誘惑。家族の生活音なども気になります。時には家の周りを散歩してみたり、筋トレ・ヨガやプールに行ってみたりと、気分転換も大切です。でも、勉強以外の時間(気分転換)と勉強時間の良いバランスは、最短距離で大学合格を目指す際の重要項目です。以下、違う科目の勉強による、勉強の気分転換のコツをまとめます。
自宅の違う場所
まず、自分の机での勉強に飽きたら、自宅の別の場所で勉強してみましょう。トイレの中で単語暗記、誰もいないリビングで問題演習。親の仕事机と一時的に場所交換、お風呂場の脱衣所など。その際、時間を決めて(例えば 20 分とか)、その時間内に終わることのできる勉強を選ぶと良いです。20 分で英単語 50 語を繰り返し暗記とか。違う場所勉強が終わったら、お茶でも飲んで自分の勉強机に戻りましょう。他の誘惑に捕まる前に。
図書館
他人の存在が気にならないのであれば、図書館(勉強を許可している図書館)も古典的な勉強場所です。図書館を選ぶ場合、午前中とか午後とか、少し長めの時間を目標として、持ち込む勉強課題も少しタフな分量を目標とすると良いです。午前中に数学参考書の例題 10 問など。終わるまで自宅に帰らない(常識的な時間内で)なども一つの方法です。
予備校・塾の自習室
予備校や塾に通っている方は、自習室も活用できます。直ぐに先生や友人に質問できる可能性もあるので、難しい内容の理解などをする際に活用するのも良いと思います。
カフェ
自腹で 500 円のコーヒーを買って勉強。身銭を切っているので、目標課題を完結させる意欲も高まります。カフェでは長居できない場合も多いので、 1 時間程度で終わる分量の課題に取り組むと良いです。
ビジネスホテル
ご両親にお願いして、ビジネスホテルのデイユース(昼の時間)などを使ってみるのも良いです。1 日中、誰からの干渉もなく勉強できます。ベットやシャワーもあるので、息抜きもできますが、他人の目がないので、自分を律することが大切です。WiFi 完備のホテルが多いので、スタディーサプリなどの動画講義を集中して受ける(例えば、目標 7 コマ、最低 5 コマ) などの目標が良いと思います。
ワーケーション
最近は、ワーケーションという名前で、リゾート地で仕事をして、夜や余暇はリゾートでゆっくり過ごす働き方も増えてきています。ご両親がワーケーション可能であれば、誘ってみるのも良いかもしれません。仕事する親と勉強する子供。空き時間には、それぞれ別行動で余暇を過ごす。頻繁には難しくても、たまには良いかもしれません。息抜きに、寺社仏閣や博物館、美術館などでの実地勉強も悪くないです。ワーケーションは、それなりにコストもかかります。薄めの問題集1冊を終わらせるなど、それなりにハードルの高い目標は必要だと思います。
最後に繰り返します。勉強以外の時間(気分転換)と勉強時間の良いバランスは大切です。勉強の気分転換を別の科目の勉強で行う事ができれば最強です。
みんなへのメッセージ
"他人と同じでなくて良い"
みんな、たくさんの苦労をしたと思います。色々と傷ついたかも知れません。苦しかったと思います。まだ苦しいかも知れません。その経験、今は何の価値も無いように感じると思います。でも、10年後、20年後、その経験の大切さに気づくと思います。
大多数の同級生が選ぶ道を選ばなくても、それぞれの道で、前に進む事ができます。ちょっとずつでも良いので、前に進んでみて下さい。
そうは言っても、何から始めてみたら良いのかわからない方も多いと思います。このブログは、そんな方向けに書いてみました。何か、動き出す時に、見本があれば動きやすいかな?と思い、まとめました。
ブログの内容を順番に読んでみて、少しずつでも良いので始めてみて下さい。途中で、もっと良い方法が見つかるかも知れません。このブログの戦略で、大学まで進むかも知れません。それも人それぞれで良いと思います。
"他人と同じでなくて良い"
自分の存在意義は、他人と比較できる物ではありません。
KYKK Office 著
参考書リスト
このブログを書くにあたり、多くの参考書を調べました。その中から、各科目のページでは取り上げませんでしたが、何かのヒントになりそうな参考書を以下に列挙します。全ての方に必要なわけではありません。必要に応じて、手に取ってみて下さい。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)
英文法をもう少し丁寧に学びたい方や英語が苦手な方向けに。
高校での英文法に特化した入門書。英語が苦手な方向けに。
中学での英文法に特化した入門書。英語が苦手な方向けに。
英語の基本学習を完了して、更に英語を強みとしたい方向け。
科目ごとのページでは取り上げませんでしたが、これも基礎には良いです。好みで。
物理基礎の勉強を丁寧に行いたい方向け。
大学で化学系を専攻するのであれば、手元にあっても損はないと思います。
現代文の記述問題を受験する可能性のある方。あまり該当者はいないかな?
数学を2次試験で使わないのであれば、このシリーズも役に立ちます。
模試、過去問と予備校の活用方法
模試は定期的に受験して、現在の立ち位置(偏差値)、苦手分野の洗い出しに活用しましょう。現在の偏差値の結果には拘らなくても良いです。受験直前まで成長は続きますので。なるべく受験人数の多い、標準的な問題の模試がお勧めです。
過去問は、共通テストの 2 - 3ヶ月前から開始しましょう。科目別の勉強が概ね完了しているものから始めて下さい。センター試験も含めて、4 - 5 年分の過去問をこなしておけば大丈夫です。点数が芳しくない場合、苦手分野の復習(特に英語と数学、理科)を急ぎ行いましょう。
大学ごとの過去問は年末から年始、1月にかけて行うと良いです。急ぐ必要はありません。試験形式に慣れるのが目的ですので、試験前までに 3 - 5 年分もこなせば十分です。
不登校、中退からの大学受験の場合、授業を活用できないデメリットがあります。このブログでは、低コストで合格するための戦略を記していますので、あえて対人制の塾に関しては言及してきませんでした。ただ、科目(苦手分野)や目的(共通テスト対策講座)など、部分的に単科コースを受講するのはお勧めです。通年の講義であれば、前述の "スタディサプリ" など優秀なオンライン学習教材が格安で提供されておりますので。
何かのパッケージ買い(塾の一括コースとか)や書籍・記事(このブログも)の盲信ではなく、各人の状況に合わせて、少しずつモディファイする事が大切です。自分にとって必要な物、事を効率よく獲得しましょう。
日本史の学習法 (理系)
社会の選択科目ですが、世界史や地理などをお勧めする方も多いと思います。私自身が日本史しか勉強していないので、ここでは日本史を取り上げます。小学校、中学校と簡単な歴史は学んでいたり、小説などを読んでいたりで、知っている事も多いと思います。ここでは、共通テスト対策として効率的に学ぶ戦略をまとめます。
a) 日本史の流れを学ぶ
b) 一問一答
c) 年号
d) 日本史演習
a) よく日本史は流れの勉強が大切と言われます。"超速!最新日本史の流れ シリーズ" を 2-3 回読みましょう。図表や暗記リストなど、可能であれば覚えましょう。無理しない範囲で。共通テストで壊滅的な点数でなければ良しと割り切って勉強しましょう。
お勧めの参考書
b) 流れが掴めたら、一問一答問題集を数周まわしましょう。これも、重要問題さえ抑えられていれば大丈夫です。日本史は、原則 a) と b) の 2 種類で十分です。c) と d) は日本史が好きだったり、a)、b) は簡単に終わってしまい、日本史を得点源にできる方のみ。
お勧めの参考書
c) 息抜き目的の参考書として "元祖 日本史の年代暗記法" をお勧めします。
d) 日本史大好きな理系の方向けです。でも、これを勉強する時間があるなら、数学や英語を磨くことをお勧めします。
お勧めの参考書
大学生になってから、じっくり学び直ししても遅くはないです。今は、受験での成果とコスト(努力)のバランスを考えましょう。
現代文・古文・漢文の学習法 (理系)
理系志望の方にとって、努力が報われるのか、報われないのか、判断がつきづらい科目です。古文や漢文の基本的内容だけ勉強して、後は本番とセンスに任せるのも一つではあります。漢字や読書以外の学習は、数学、英語、理科が無事に勉強終了できる目処がついてから勉強を始めましょう。
a) 漢字
b) 語彙
c) 読書
d) 現代文基礎
e) 現代文演習
f) 古文文法
g) 古文単語
h) 漢文基礎
a) 漢字検定 2 級を目指しましょう。息抜き程度の勉強で良いと思いますが、基本的な漢字の読み書きは社会人になってからも大切です。
b) 同様に息抜き目的で、パラパラと読み進めても良いと思います。お勧めの参考書は "評論・小説を読むための新現代文単語" です。
c) 息抜きとして、楽しく読める事が大切ですが、偏らないように小説や評論など、幅広く挑戦してみると良いと思います。本屋さんのベストセラーなどを選んだり、新聞の推薦図書欄の本を選んだりしても良いかもしれません。
d) 現代文の問題の解き方のコツを短期間で勉強しましょう。お勧めは "大学入学共通テスト 国語 [現代文] の点数が面白いほどとれる本" です。
e) 時間的な余裕がない場合、スキップしても良いと思います。もう少し練習したい方は "出口のシステム現代文 ベーシック編" や "大学入試 全レベル問題集 現代文 1、2" をお勧めします。
f) 古文文法は "ステップアップノート30古典文法基礎ドリル" 1 冊で OK です。繰り返し学習で、古文へのアレルギーを取り除いて下さい。結局は日本語です。どうにかなります。
g) 古文も英語と同様に、単語が分かれば、どうにか読めます。息抜きにお勧めの単語帳は "新・ゴロゴ古文単語" です。時々、パラパラと眺めながら。
h) 漢文は、古文文法の後に学習して下さい。"漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版" 1冊で十分です。
繰り返しますが、国語は息抜きとして上手く活用しましょう。頑張っても点数に繋がらない可能性があるので、コスパを重視して。
化学の学習法 (理系)
化学の学習ですが、物理よりは力を入れて欲しいです。化学を活用した入試は多く実施されており、かつ暗記と理論のバランスの良い科目ですので、努力が実になります。基礎的な学習から、基礎演習、演習と段階を追って、確実に仕上げて下さい。英語と数学の学習の息抜きとして、早い段階から勉強を始めても良いと思います。
a) 化学の基礎学習
b) 化学の基礎演習
c) 化学の演習
a) 授業を受けるつもりで、さっと読破して下さい。分かりづらい箇所は繰り返し学習をお勧めしますが、まずは1周終わらせることを優先して下さい。お勧め教材は "橋爪のゼロから劇的!にわかる" です。
お勧めの参考書
b) 基礎的な演習に移ります。a) と同時進行でも構いませんが、こちらも、まずは1周する事を優先して下さい。お勧めの教材は "セミナー化学基礎+化学" です。
c) 基礎的事項が固まったら、問題演習を繰り返しましょう。手を広げず "化学 標準問題精講" の 1冊で十分です。この問題集を難しすぎると感じる場合には、"基礎問題精講講" を先に終わらせても良いです。大学受験までに "標準問題精講" が概ね解ければ十分です。
物理同様、参考書を絞って、絞った参考書を繰り返し学習しましょう。
物理の学習法 (理系)
さて、ここからは効率を重視して学習を行いましょう。数学と英語の全体像把握、基礎学習が完了してから始めて下さい。学習では、最重要箇所を見つけ、そこを中心に学習することが大切です。以下の3項目が課題です。
a) 物理の導入学習
b) 物理の基礎学習
c) 物理の演習
a) まず、短期間で授業範囲の理解をしましょう。お勧めは "大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理" です。ざっと読んで、分からない分野を中心に復習しましょう。質問できる人が周りにいる方は、苦手分野の要点だけ教えてもらうのも良いと思います。覚えるべき公式の数も少ないので、一気に終わらせてしまいましょう。
お勧めの参考書
b) 授業レベルの内容把握が終了したら、もう少し難しい参考書を使って同じ作業を行います。お勧めは "物理のエッセンスシリーズ" です。a) で理解した内容の深掘りを心がけ、丁寧に読み進んで下さい。難解箇所は同様に繰り返し学習しましょう。
お勧めの参考書
c) 理論を学習し終わったら、問題演習をバリバリこなします。"実戦物理重要問題集 物理基礎・物理" の内容を概ね解く事ができれば OK です。分からない場合は a) や b) に戻って再度勉強しましょう。
物理はこの 3 項目をこなせば十分です。手を広げず、着実に身につけましょう。
数学の学習法 (理系)
英語と同様に重要なのが数学です。数学の要点を 6 項目列記しました。英語同様、反復練習が大切です。数多くの参考書をやるよりも同じ本を繰り返しましょう。
a) 中学の復習
b) 数学 IA、IIB の基礎学習
c) 数学 IA、IIB の演習
d) 数学 III の基礎学習
e) 数学 III の演習
f) 応用演習
a) 中学までの数学に不安がある場合、高校の内容に入る前に基礎固めを再度行いましょう。急がば回れです。間違えた問題に印をつけて、2 周目は間違えた問題だけ、3 周目も同様です。繰り返して完璧にしましょう。内容が全くわからない分野がある場合、中学時代の教科書やスタディサプリなどの講座を活用して理解を確実にして下さい。
お勧めの参考書
b) 高校の授業レベルの内容を身につける目的で "初めから始める数学シリーズ" をお勧めします。数学 IA、IIB の内容を急ぎ網羅することが大切です。全体像を先に掴むことで、演習が行いやすくなります。
お勧めの参考書
c) 授業レベルの内容理解と同時進行で進めても構いません。英語学習などで余裕がない場合、b の内容が終わってから始めても構いません。1 周目は例題だけでも構いませんので、まずは一通りこなす事が大切です。最終的に何周も繰り返すことで抜けが無いようにしましょう。このレベルを押さえておけば、共通テストは大丈夫です。お勧めの参考書は、"チャート式基礎からの数学" もしくは "New Action Legend" です。
お勧めの参考書
d) 理系学部でも、一部では数学 III は不要です。必要な方のみ、行なって下さい。ただ、基本的な内容を理解しておくと、将来、大学に入ってからも役に立ちます。授業レベルの学習は IA、IIB同様に "初めから始める数学 III Part 1、Part 2" がお勧めです。
e) 数学 III の演習も同様です。お勧めの参考書は、"チャート式基礎からの数学 III" もしくは "New Action Legend 数学 III" です。
f) 数学を得点源にしたい方で、既に英語と化学の学習が概ね完了している場合、以下の参考書をお勧めします。全ての問題を網羅的に行うのではなく、得意な分野に絞って勉強するのも良いと思います。
お勧めの参考書
1対1対応の演習 数学 I、A、II、B、III 微積、III 曲線
数学は、模試などを定期的に受験し、苦手分野を確認しながら進めましょう。
英語の学習法 (理系)
英語は最優先で勉強を行なって下さい。英語の戦略として行うべき事を 9 項目列挙しました。各項目を学ぶ際のポイントや順番をリストの下にまとめてありますので、併せて確認して下さい。
a) 中学までの復習
b) 英単語
c) 英文法
d) 英語長文
e) 英語検定
f) 英作文
g) 英文解釈
h) リスニング
i) 英会話
a) しばらく勉強をしていない方は、まず、中学レベルの英語の確認を行いましょう。英文法と英語長文が復習には適しています。間違えた箇所は印をつけておき、繰り返し、間違いをしなくなるまで反復して下さい。他の参考書へ浮気せずに、1 冊の参考書や問題集を繰り返し学ぶ事が大切です。問題を解いた後、英文の音読をしましょう。5 回は音読を繰り返すと良いです。お勧めの参考書は以下の 2 種類です。
b) 英単語の学習は、受験まで毎日行いましょう。初めから完璧に覚えようとするのではなく、単語帳全体を何周も回すことで、徐々に完璧にしていきましょう。英語を見て日本語をイメージできれば、まずは OK です。スペルなどの学習は余裕が出てから考えましょう。単語帳を浮気する事なく、同じ単語帳を繰り返し使いましょう。受験をする頃にはボロボロになっているはずです。お勧めの単語帳は "必携英単語LEAP" です。
c) 英文法の勉強は以下の 2 種類がお勧めです。どちらも繰り返し学び、間違いをしなくなるまでやり込んでください。レベル別問題集の 5 と 6 は、数学や物理、化学の基本的な勉強が終わってから始めても良いと思います。
お勧めの参考書
英文法レベル別問題集 3、4、5 、6
d) 英語長文の学習は英文法と並行して行いましょう。英文法同様にレベル別問題集がお勧めです。レベル別問題集の 5 と 6 は、他の科目の基礎的が固まった後に始めましょう。また、音読や長文読解、単語学習を効率的に行える教材として "速読英単語 必修編" をお勧めします。こちらも他の科目の基礎固めが終わり、余裕ができたら始めましょう。
お勧め参考書
英語長文レベル別問題集 3、4、5 、6
e) 英語学習のペースメーカーとしては、英語検定をお勧めします。受験英語の学習と相性が良いので、中学の復習が終わったら、まずは 2 級合格 (準2級がまだの方は準2級から) を目指しましょう。その後、合格しなくても構わないので、準1級へ挑戦しましょう。簡単な問題集での試験前勉強で十分です。
f) 英文法や英語長文の勉強を一巡した方は、英作文の勉強を始めましょう。勿論、数学や理科の勉強に不安がある方は、数学や理科を優先して下さい。
お勧めの参考書
g)英作文と同様に、他の基礎固めが終了した方が学習を始めて下さい。英作文、英文解釈に抜けがあっても、共通テストはどうにかなります。
お勧めの参考書
h) リスニングに関しては、受験の3ヶ月から半年前に勉強を開始しても間に合います。また、英語長文の学習法で紹介した "速読英単語 必修編" を音声教材と共に勉強していれば、ある程度の基礎はできているはずです。
お勧めの参考書
i) 気分転換を兼ねて、ネットを使った英会話をしても良いかも知れません。安いプランが沢山あります。受験で直接的には寄与しないと思いますが、勉強をする良いモティベーションにはなると思います。息抜き程度に行い、あまりやり過ぎずに。
Step 5 "大学合格への戦略 (理系)"
a) 共通テスト突破に重点を置く。
b) 数学と英語を毎日勉強。他の科目は数学と英語に目処をつけた後。
c) 化学の標準レベルは確実にこなす。
d) 物理は基礎を確実にできるようにする。
e) 国語と社会は省エネで、共通テストで 70-80 % 取れるように。
f) 共通テストの結果に応じた国公立や共通テスト使用の私立を受験する。
a) 東大、京大や早稲田、慶応など有名大学を目指すのも悪くありません。でも、学校名や偏差値よりも、自分の大まかな目標と一致しているかどうかで、大学を選んでみるのも良いと思います。最近は共通テストを活用する私立大学も多く出てきました。国公立大学受験には勿論、共通テストが重要になってきます。共通テストは、基本的な内容を中心に組み立てられた試験問題です。共通テストで一定以上の点数が取れると、国公立に限らず、私立大学でも受験できる大学の選択肢が増えます。特に理系の場合、大学の難易度よりも、大学で学んだ内容が直接仕事に生きてくる事も多々あります。
b) このページでは理系大学受験を目標に記載します。私個人が理系なので、自分の分かる範囲でのみ記載をしたいからです。文系の方は、本ブログを参考にカスタマイズして欲しいです。
まず、数学と英語ができないと受験をパスするのは難しいです。多くの大学で比重の大きな科目です。また、他の科目と異なり、積み重ねが重要な科目です。英語の単語や長文読解(音読も)、数学の問題演習は毎日行いましょう。忙しい時でも、それぞれ最低1時間は勉強して欲しいです。
c) 理科の選択では、物理、化学、生物の中から2科目もしくは1科目を選ぶ事が多いと思います。その中で、化学は理論と暗記のバランスの良く、努力が実りやすい科目です。数学と英語の基礎固めが終了したら化学に着手して、標準レベル(中堅大学)の問題は確実に解ける事を目指しましょう。
d) 物理は、暗記の少ない科目です。一方で数学的な思考が必要な科目です。多くの受験生が苦手意識を持っているので、基本的な内容を確実に解く事ができれば、戦力にする事ができます。数学 III の学習と合わせて学ぶと、理解がより深まります。
e) 国語と社会は2次試験では使用しません。共通テストのみで使用しますので、基本的な内容を省エネで学び終える事が大切です。特に現代文などは努力が難しい分野でもありますので、こだわりすぎずに、数学、英語、理科の基礎固めの後や、休憩目的で学ぶのが良いと思います。
f) 共通テストを受け終わったら、その結果を受け止めましょう。その結果に応じた大学が存在するはずです。自分の目標から大きく外れていない大学を、試験結果に応じて選んで下さい。偏差値とかブランド名とかに、こだわる必要はないと思います。試験結果から合格確率の高い大学を選んで下さい。どうしても納得いかない場合には、行きたい大学を受験しても良いですが、もう1年頑張る気力がある事が前提です。個人的には、早いところ大学生になり、社会人になり、自由を謳歌して欲しいと思います。学びはいつでもできます。足踏みしすぎる必要はないと思います。
Step 4 "高等学校卒業程度認定試験に合格する"
a) スケジュール確認 (年に 2 回)
b) 免除科目確認 (一発合格でなくても良い)
c) 塾・通信教育
d) 独学
a) 令和 5 年は年に 2 回の試験があります。
1回目: 令和 5 年 8 月 3 日 - 8 月 4 日
2回目: 令和 5 年 11 月 4 日 - 11 月 5 日
必要な書類や事務手続き方法を文部科学省のホームページでしっかり確認しておきましょう。願書の提出時期は、特に注意です。
b) 英語検定、数学検定、歴史検定などの一定以上の級の合格者や高等学校で認定された単位保持者など、一部試験が免除される場合もあります。旧在学校や文部科学省総合教育政策局生涯学習推進課へ問い合わせる事をお勧めします。詳細は免除要件をみて下さい。
c) 対策講座を通信教育や塾で受ける事ができます。免除要件を満たさない科目に注力して、必要な科目だけを選ぶと、低コストで学ぶ事ができます。通信講座であれば、さらに低コストで受ける事が可能です。また、大学受験を前提としている場合、大学受験の学習と同じ科目に関しては、後述の大学受験の勉強と共用するのも良いと思います。
d) 後述の大学受験の学習方法や通信教材のスタディサプリなどを活用して独学で勉強する事もできます。一度合格した科目は、次回以降は免除されるので、順番にこなしていく事もできます。
Step 3 "得るべき経験をリストアップする"
a) 友人関係
b) 体育祭や文化祭、修学旅行の経験
c) 学業(基本)
d) 学業(大学受験)
e) 運動、道徳、保健、コンピューター
f) 高等学校卒業程度認定試験
a) 高校生活の重要な要素の一つに友人関係があります。まだ繋がっている小中学生時代の友人がいれば、時々、メッセージを送ったり、遊んだりするのも大切だと思います。できれば、同じ目標(大学受験など)に向けて頑張っている友人だと、尚、良いです。特別、頭に浮かぶ友人がいなければ、それでも構いません。人生は長いです。きっと、まだその時ではないだけです。
b) 体育祭や文化祭、修学旅行には参加できないですね。ただ、高校生全員がこれらのイベントを楽しんでいるわけでもないですし、進学校などだと遊ぶ余裕もなく、ただ行事をこなすだけになっているかもしれません。運動は、個人でも友人とでもできます。文化祭も地域のイベントや大学サークルでもできます。修学旅行より、気の合う友人や家族と旅行に行くのも良いかもしれません。
c) 基本的な学業は、後述の高等学校卒業程度認定試験を取得する事でクリアする事ができます。もっと幅広く勉強したい場合には、スタディーサプリなどの通信制の学習教材なども有用です。
d) 大学受験に向けた勉強には戦略が大切です。限られた時間で、最大限の結果を得られるように、重要箇所、重要科目を中心に勉強をしましょう。詳細は別ブログでまとめます。
e) 学校では、運動や道徳、保健やコンピューターも学びます。運動は、近くのプールで泳いだり、ランニングしたりと、個々人でも実施可能です。週に1-2日運動する習慣は、受験勉強を乗り越える体力づくりに役立ちます。道徳や保健に関しては、インターネットの情報を丸ごと信じるのではなく、書籍に並んでいる、いわゆるベストセラー本を数冊読んでみる事をお勧めします。コンピューターに関しては、ネット上での倫理や犯罪の危険性を認識していれば、現時点では十分だと思います。コンピューターを専門にしたり、大学での勉強に活用したい場合、受験勉強終了後に実施しても遅くはありません。
f)高等学校卒業程度認定試験に向けた通信教材や塾などはたくさんあります。内容に大きな差はないので、相性の合う通信制講座などが安上がりだと思います。d) の受験勉強と共用できる科目を選択すると、より効率的に学習できます。